家族の
家族による
家族のための家事
家事奴隷解放宣言をした
私は会社に行き、頭脳労働をして夕方に帰ってきた。
妻はパートで肉体労働をして午後に帰っており、夕飯を作った。
3人の子供は夏休みでずっと家にいた。
肉野菜炒めと麻婆豆腐を食べ終え、妻はそそくさと風呂に入っていった。
皿を洗いたくないという強い意志を感じた。
皿は家族全員洗いたくない。それは分かっていた。
私は皿洗いだけなら我慢できるが、それに付随する「皿を下げる」「洗った皿を片付ける」「お茶を補充する」「翌朝の米を仕込む」までやりたくはない。
子供たちは20歳、17歳、12歳とある程度の家事ができるレベルに達している。
私は思った。
一連の家事を全て一人で担う奴隷にはなりたくない。
子供たちに提案した。
「皿を下げる」
「皿を洗う」
「皿を片付ける」
「お茶を作る」
「米を仕込む」
「どれがいい?早いもん勝ち」
20歳の娘は「皿を片付ける」を選択
息子2人は「お茶を作る」を選択、かぶったのでジャンケンで12歳の次男が勝ち取り、17歳の長男は「米を仕込む」を選択
私は「皿洗い」を選び、洗った。
そして風呂上がりの妻に「皿を片付ける」を任せた。
家族の
家族による
家族のための家事
家族がたくさんいるなら細かく分担すればいい。
そうすることで家事奴隷から解放されるのだから。