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ウイスキーマエストロによるIdeas worth spreading

結局は自慰行為が一番気持ちいいという結論に至った理由

精神医学や心理学、精神分析の創始者であるジーグムント・フロイトは「どんなに恥ずかしくみっともないことでも、心に浮かんだことは何でも話してください」と言ったそうだ。

無意識の抑圧を解除してどんどん話していくと、無意識の欲望がわかってくるらしい。

だから、僕も抑圧を解除しよう。


僕が自慰行為をするようになったのは高校一年の時だった。友達からやり方を教えてもらい、お風呂で泡をつけてやった。時間がかかった。30分くらいお風呂に入ってたので親から心配されたかもしれない。

力加減が分からなくて強く擦りすぎ、あそこが赤くなり、数日後に薄い瘡蓋が出来てしまった。

やるにつれ慣れてきて、だいたい15分ほどで終えるようになった。絶妙な力加減で最適なポイントを刺激した。親指と人差し指の腹を陰頭部に毎秒2回の振動数で摩擦させると都合がいいということが分かった。

高校の時は兄貴から譲り受けたビデオデッキが2台あったため、友達からのダビング要請が常にあり、自慰行為の材料探しに困ることはなかった。

大学に入ってからは恥じらいもなくなり、自分でレンタルビデオを借りた。

やがて彼女が出来て、童貞ではなくなった。初めての異性との性行為を体験した。最初はうまくいかなかったが、僕の指導の甲斐もあって、自慰行為に匹敵するほど気持ち良くなった。自慰行為を超えることもあった。しかし、そのレベルに至るまでは大変だった。行為の最中にコミュニケーションをとり、どういうやり方が気持ちいいかを言語化する必要があったからだ。これが難しい。なかなか伝わらない。うまくいくまで一年ほどを要した。

やがてその彼女と結婚し、三人の子をもうけた。その間も自慰行為は続けている。夢精で朝起きたらパンツが精液まみれになるのを防ぐため、一週間に一度のペースで自慰行為をしていた。

僕は風俗の経験は乏しい。乳房を触ってOKなキャバクラを2回、ストリップショーを1回、手や口で射精を促してくれるファッションヘルスに1回しか行ったことがない。

キャバクラははっきりいって楽しくない。乳房を触れるといっても30分もしたら飽きる。女の子との話もつまらない。共通の話題が乏しいからだ。単に女の子と話すだけならバーに行ったり面白いイベントに行ったほうがよっぽどいい。そういう場のほうが知的でカワイイ子が多いし、共通の話題で盛り上がれる。

ストリップショーは人間観察の場としては面白いが、射精ができないので欲求不満になる。

ファッションヘルスは料金が高い割に満足いく結果が得られなかった。射精はできたものの、摩擦が強すぎて、後日瘡蓋が出来てしまった。まぁ経験としては参考になった。

膣内射精もしくはコンドームを介しての膣内挿入は、僕は一人の女性しか経験がない。だから僕の考えは一般的ではないと思う。

しかし、結局は自慰行為が一番気持ちいい。

なぜなら経験値が圧倒的に違うからだ。
僕は16歳の頃から今まで23年間自慰行為を続けている。週一回を平均として年に52回、これまでに約1,200回の経験がある。それに比べて他人との性行為は多く見積もっても200回ほどだろう。今後も妻との性行為はするかもしれないが、その頻度は年々少なくなっている。風俗にそれを求めるのは金がかかる。不倫をするのは面倒だしリスクしか感じられない。つまり、今後も自慰行為の優位性は変わらない。

さらに自慰行為の優位性を強調するならば、気持ちいいと思う主体と気持ちよくさせる客体が同一の人物であるということが重要である。
他人との性行為においてはコミュニケーションが不可欠である。気持ちいいを言語化出来なければ相手に伝わらない。行為に及ぶまでも相手の都合を確認せねばならず、玄人には金を払う必要がある。相当に面倒なのだ。僕は夢精で朝起きたらパンツが精液まみれになるのが嫌なのだ。そのためになぜそんな面倒なことをしないといけないのか理解できない。

自慰行為はいい。
コストが安い。
お金のコストもコミュニケーションのコストも限りなくゼロだ。

自分のことは自分が一番よく分かるのだ。


だから結局は自慰行為が一番気持ちいいと思う。