姉川書店にゃんこ堂で、吉本隆明「なぜ、猫とつきあうのか」と、星野源「いのちの車窓から」を買い、午後の会合まで時間があったので、純喫茶に行こうと思いたつ。
狭い路地を通り、辿り着く。
本格炭火焙煎珈琲というパワーワードに魅かれる。
豆にこだわってそうなメニュー。
店内に入ると、大きめのテーブル席、奥に4人がけのテーブルが2つ。
大きめのテーブル席は主に独り客用っぽいので、空いたスペースに腰をおろす。
どうやら喫煙席は隣の部屋にあるらしい。完全な分煙。
壁に年季の入った大きなスピーカー。タンゴが流れている。レコードなのか、ときおりプツプツとアナログなノイズが入るのが心地よい。デジタル社会からの解放。
期間限定の豆のコーヒーと、季節限定の桜のチーズケーキを注文する。
限定商品に弱いのは日本特有なのか?とチラリと思う。
深煎り、どっしり系のコーヒーはチーズケーキとよく合う。
桜の花びらの塩漬けがのったチーズケーキ。ひとくち食べるほどに春を感じる。
食べ終わり、トイレに席を立つ。
良い店はトイレで決まる。
目の前にポスター貼ってあるとテンション上がる。
水族館劇場の作品「この丗のような夢・全」
席に戻り、水を飲みながら、しばし星野源の新作エッセイを読む。
凝縮された幸せを噛みしめる。
千円ちょっとで味わえるパラダイス。
こんどは隣の老舗純喫茶ラドリオにも行ってみよう。