TEDxKobe 2022が終わった。
今年のテーマは「回遊」
これまではパーティシパント(トークを視聴する人)として参加してたけど、コロナ禍もあって久しぶりのリアル開催だからスタッフとしてガッツリ関わろうと思った。
どのチームに参加したいか希望を聞かれたので、これまで経験の無かったステージチームに入ることにした。
3ヶ月前くらいからミーティングに参加し、登壇者を誰にするか議論を重ねた。
黒島さんは別のオンラインコミュニティで知り合い、お話が興味深かったので推薦してみた。
その後、紆余曲折あったけど、黒島さんの登壇が決まった。
2ヶ月前のオンラインリハで初稿を話してもらい、スタッフから様々なフィードバックをもらう。
大事なのはスルーライン。
スルーラインとはトークを表す文章のこと。18分で何が言いたいのか、伝えたいアイデアのこと。
「TED Talks」公式本に詳しく書いてある。
黒島さんのスルーラインはいろいろと変化していった。最終的には次のようになった。
おもしろい未来を見たいなら、毎日の「食事」を意識的に遊ぼう
1ヶ月前リハを経て、発表練習を重ねる。どんどん良くなっていく。
並行して他のスピーカーさんのフォローもする。メイン担当が入れない時にZoomミーティングを立ち上げ、スピーカーさんの話を聞く。
異なる切り口でフィードバックし、新た発見につなげる。
不安を取り除くための情報を提供する。
出過ぎない。控えめに、時に自然体で関わる。
最後の1ヶ月は毎日のようにオンライン会議をしていた。いろんなことがクリアになっていく。
スライドやスクリプトの完成原稿を格納していく。
著作権に問題がないかチェックする。
多くのスタッフが自律的に動く。
任せるところは全面的に任せ、自分の役割に集中して洗練させていく。
ほころびを見つけたら早めに対処する。
前日リハ
はじめて会場を見る。
ステージと交流会の場所をチェックする。
当日のスケジュールを見て動きをシミュレーションする。
黒島さんが到着する。
リアルでお会いするのは初めてだが、やはり笑顔が素敵な人だ。握手を求められ応じる。リアルだ。
前日リハは機材やトークも諸々のトラブルがあった。全てクリアしていきたい。
前夜祭ではスタッフと登壇者の皆さん、パートナー企業の方々と交流した。場所は当日のアフターパーティと同じなので使い勝手や動線の確認にもなる。
調子に乗ってちょっと飲みすぎた。
二日酔いで頭痛を抱えながら迎えた当日。
細々としたタスクを進め、適宜休憩する。
登壇者の皆さんが到着する。
控室にご案内し、お昼ごはんを取っていただく。
皆さん仲良くお弁当を食べている姿を見て、成功を確信する。
会場にパーティシパントが集まってくる。各地のTEDxの人たちもたくさん来てた。少し交流。
開場し、パーティシパントがホールに座っていく。
黒島さんは2番目の登壇、スピーカーとしては1番目なので開始5分前にスタンバイする。
ヘッドセットを付けていただき、TEDxKobe 代表・舟橋さんのオープニングトークとSHUさんのハンドパンの演奏を舞台袖で聴く。
舟橋さんから名前を呼ばれ、登壇して黒島さんの呼び込みをする。
黒島さんは醤油の魅力を伝える人です。
私は黒島さんのお話を聞いて、興味がわいて、おススメの醤油を何本か買ってみました。
いろんな醤油があって、色や香り、味が全然違うんです。
普段何気なく使っていた醤油って「こんなに変わるんだ!」と感動してしまいました。
ぜひ皆さんにもこの感動を味わっていただきたいのです。
だからまずは黒島さんのお話を聞いてください。
それではお迎えしましょう。
黒島慶子さんです。
ちゃんと呼び込みを言えてほっとしながら舞台を降りる。
黒島さんが登壇する。
最前列の席に移動し、黒島さんのトークを見守る。
スライド送りができないトラブルが起きる。会場の拍手が応援となりトラブルが解消される。温かい雰囲気。パーティシパントすごい。みんなでTEDxKobeを作り上げてる。
黒島さんのお話を聴きながら、いろいろな感情が込み上がってきた。一緒に作ってきたトークがみんなに届け!と思う。子どもが初めて立った時の感情に似ている。
無事に黒島さんのトークが終わる。
一番に立ち上がり、スタンディングオベーション。
他のパーティシパントも続く。
万雷の拍手。心地よい。
舟橋さん登場し、質問する。
黒島さんの回答が素敵。
この後のブレイクでより聞きたくなる内容。
その後のスピーカーさんたちのトークも無事に進む。何度も聞いてるけど本番はやっぱり違う。毎回スタンディングオベーション。
ブレイクでは醤油コーナーを用意して醤油の違いを目で見て楽しんでもらう。トークのフィードバックを直接聞けるのは良い。醤油で遊ぼう。
午後からはテックチームに混じって登壇者に見せる用のスライドやタイマーの表示を切り替える。
前日リハで登壇者からもらった要望に応えられるように集中して操作する。
最後の首藤さんのトークが終わる。泣きそうになる。登壇順も議論を重ねて決めたけど、すごくとっても良かった。
スタッフの集合写真も混じらせてもらえることに。テックブースから駆け降りる。黒島さんの後ろに位置どり、Xポーズで記念撮影。
片付けは他のスタッフに任せ、登壇者の皆さんと一緒にアフターパーティ会場へ。
会場でも醤油コーナーがセットされていることを確認し、黒島さんを誘導。ここでは香りも楽しめるように黒島さんが持参した白い皿やお猪口に醤油を移す。
代わる代わるパーティシパントが来て黒島さんに質問する。醤油の魅力が伝わっていく。
他の登壇者の方々も寂しく過ごしてないか何となく気にしながら過ごす。
ほど良いカオス。
アフターパーティ後のスタッフお疲れ会にも黒島さんはじめ登壇者の多くが残り交流。醤油本のサイン会も開かれていた。
全てが終わり、黒島さんをお見送り。
全てが終わった。
まだふわふわしてるけど、ありがとうTEDxKobe
楽しかったよ!