イクメンとは、子育てに積極的に参加する男性(メンズ)である。
この記事を読むと、
女性が求める「理想のイクメン像」とは、
バリバリ仕事をして、しっかり稼いできてくれるけど、家には早く帰ってきてくれて、家事も育児も進んでやってくれる。
自分の愚痴はもらさずに、妻の愚痴には何時間でもつきあってくれる。子供とたくさん遊んでくれるけど、妻への愛情表現も欠かさない。
ときには子供をビシッと叱れるけど、妻のことは絶対に非難しない。
適度にオシャレで、かっこいいけど、ママ以外の女性には見向きもしない……
だそうだ。
無理無理無理!ぜったいそんなヤツいないって!
僕には3人の子供がいて、妻は専業主婦で、生活費はすべて僕が稼いでる。
いちおう、子育てにも参加はしてるつもりだ。
赤ん坊の頃は抱っこしたり、オムツ替えたり、お風呂入れたり一通りのことはやってきた。
平日は仕事があるので家事や育児をほとんど手伝えないけど、土日はなるべく家にいて家族と共に過ごしてる。たまに出張やマラソン遠征に行くけれど。。
一番上の子が生まれてから12年間、
なんとか父親らしきものを演じてこれたのは「チョイカジ」のおかげだ。
チョイカジとは、ちょいと家事をする、という僕の造語だ。
僕は家事の中で唯一といっていいが、料理が好きである。
大学の頃は飲食関係でずっとバイトしてたので、レパートリーは結構ある。
おまけに大学院では味と匂いの研究をしてたので、どの素材を組み合わせればどんな味になるか分子レベルで想像できるという特技もある。
だから、子供の寝かしつけで朝早く起きれない妻の代わりに朝食を作り、
土日は3食とも料理することが多い。
なぜ料理をするのか?
それは他の家事や育児をサボるためである。
洗濯や掃除は大嫌いだ!
子供と遊ぶのも面倒臭い!
料理をしている間は「子供と遊んであげて」と言われないし、
朝ごはんを作ってれば、その他の家事をしなくても大目に見てもらえる。
子供が「パパの料理は美味しい」と嬉しいフィードバックをくれたりもする。
本気を出せば他の家事や育児もできる。
そのポテンシャルを持っているのは自覚している。
だが、ひとたびデキる夫になってしまえば、妻や子供からの要求がエスカレートしてしまう。それは絶対に避けねばならない。
だから僕は「能ある鷹は爪を隠す」状態を維持して、料理以外の分野においそれと首を突っ込まないようにしている。
子供は3人いれば勝手に遊ぶのだ。
たまに適当にあしらってやればいい。
「何してるの」「ふーん」「すごいねー」といった適当な相槌をうっておけばいい。
イクメンは無理!って人は自分が本当に得意な家事・育児の領域を見いだし、他の領域は手を抜けばいい。
きっと気楽な生き方ができるはずだ!