7月に入って連日の猛暑。
外に出て2、3分歩くだけでじんわり汗をかく。
こんなときは鴨川だ。
まずは糺ノ森である。
下鴨神社の南に広がる糺ノ森には小川がある。
手をつけると冷んやり気持ちいい。
京都市内とは思えないほど自然が豊かで、木漏れ日と鳥のさえずりで目にも耳にも涼しい。
土から出てきたばかりのセミとも出会えた。
下鴨神社を抜けて鴨川のほうへ5分ほど歩くと鴨川湯がある。
京都銭湯図鑑にも載っている鴨川湯には、
昔ながらの柳行李があり、ノスタルジーにひたれる。
今日の薬湯はトマトの湯だった。いつもの2倍量が入ってるらしい。
サウナと水風呂を2往復し、余分な汗を流す。
丁寧に体を拭いて、
パンツ一丁でコーヒー牛乳を飲む。
扇風機にあたりながら、
ゆっくりと服を着る。
ベンチに座ってボケっと5分。
鴨川湯を出て鴨川へ向かう。
昼間の暑さは和らぎ、湯上がりの体に心地よい風が吹いている。
クラリネットの練習をする女性。
上半身裸で歩くじいさん。
黒鷺と鴨。
小走りで通り過ぎる赤いTシャツの小学生。
本を読むじいさん。
今日も鴨川は自由に溢れている。
何をしても許される。
そう錯覚させてくれる
七夕の鴨川は最高の癒しスポットだった。