学びと食、ときどきランニング

ウイスキーマエストロによるIdeas worth spreading

カルスト地形といえばドリーネ!地理好きが平尾台トレイルロング33km(雨天コース)を走る

f:id:ScotchHayama:20180416142220j:image

 

今年は当日の朝まで雨だったこともあり、植生の保護と人命の安全を考慮して雨天コースを走ることになった。

f:id:ScotchHayama:20180416144103j:image

 

大平山や天狗岩などの絶景ポイントを回れなかったのは残念だが、それでも十分に地形を楽しめた。

 

トレイルはほとんどがシングルトレイル(一人分の道筋しかない)

f:id:ScotchHayama:20180416144340j:image

 

f:id:ScotchHayama:20180416145901j:image

 

f:id:ScotchHayama:20180416145959j:image

 

 

 

僕は高校の社会は地理を選択していた。

理系であるが、地理が最も成績が良かった。

 

地元の平尾台はカルスト地形で有名で、カルスト地形といえばドリーネ、ウバーレ、ポリエである。

f:id:ScotchHayama:20180416143113j:image

dictionary.goo.ne.jp

 

カルスト地形はもともとサンゴ礁が化石化して隆起した地形で石灰岩で出来ている。そのため水による侵食が激しく、鍾乳洞が出来る過程で地表が陥没する。陥没してできた穴がドリーネで、複数のドリーネが繋がったものがウバーレ、さらにそれが巨大化したものがポリエである。

 

平尾台トレイルランニングにおいてもコース上でドリーネをよく見かけた。というか、穴を見たらドリーネと思えばいい。

f:id:ScotchHayama:20180416145321j:image

 

 

比較的若いドリーネ。穴に落ちたら一気に鍾乳洞の底まで落ちてしまう危険性があるので注意したほうがいい。

f:id:ScotchHayama:20180416145254j:image

 

 

石灰岩が露出した羊群原に囲まれたドリーネは美しい。

f:id:ScotchHayama:20180416145138j:image

 

 

奥のドリーネと繋がればウバーレになる。

f:id:ScotchHayama:20180416145201j:image

 

 

 

こちらはドリーネがきれいに繋がったウバーレ。

f:id:ScotchHayama:20180416144509j:image

 

 

自然の力ってすごいなー。

f:id:ScotchHayama:20180416144924j:image

 

 

地表にさらされた石灰岩が雨水で溶かされ羊の群れのようになった羊群原。

f:id:ScotchHayama:20180416144734j:image

 

 

日本でもこんな風景が見れるというのがすごい。

f:id:ScotchHayama:20180416145105j:image

 

 

 

石灰岩の地域を抜け、しばらく普通のトレイルを下って行くと昭和池にたどり着く。

f:id:ScotchHayama:20180416145436j:image

 

ここのエイドではつきたての餅が食べられる!

f:id:ScotchHayama:20180416145522j:image

 

じいちゃんばちゃん達があんころ餅にしてくれている。

f:id:ScotchHayama:20180416145601j:image

 

白餅とよもぎ餅の2つも食べれて大満足!

f:id:ScotchHayama:20180416145705j:image

 

あんころ餅でエネルギーを補給し、

しばらく林道をダラダラと上る。

f:id:ScotchHayama:20180416150134j:image

 

ロープを使わないと登れないような急斜面もあった。

f:id:ScotchHayama:20180416150219j:image

 

もういっちょ急斜面を登る。アスレチック気分♪

f:id:ScotchHayama:20180416150407j:image

 

 

上から眺める。

f:id:ScotchHayama:20180416150435j:image

 

ここの頂上が水晶山

f:id:ScotchHayama:20180416150539j:image

 

しばらく尾根を走り、

f:id:ScotchHayama:20180416145934j:image

 

 

偽水晶山に到達。遠くに見えるのはNTTの電波塔。

f:id:ScotchHayama:20180416150823j:image

 

 

雄大だなぁ。

f:id:ScotchHayama:20180416151247j:image

 

 

後半のエイドではふかしじゃがいもを配ってた。

f:id:ScotchHayama:20180415120718j:plain

 

塩がきいてて美味い!

f:id:ScotchHayama:20180415120751j:plain

 

 

森へ。

f:id:ScotchHayama:20180415122146j:plain

 

 

苔むした木を見ると落ち着く。

f:id:ScotchHayama:20180415122326j:plain

 

 

森の中にも石灰岩が転がっていた。表面がキラキラしててきれいだなー。

f:id:ScotchHayama:20180415123027j:plain

 

 

トレイルランってRPGに似ていると、ふと思った。いろいろなフィールドを巡り、アイテムを見つけ、経験値をためていく。

 

山を越えることは中ボスを倒すのに似ている。

f:id:ScotchHayama:20180415124207j:plain

 

 

もうすぐクリアだ。

f:id:ScotchHayama:20180415125742j:plain

 

ゴールテープを切り、コースを振り返ってお礼をする。

f:id:ScotchHayama:20180415125902j:plain

 

33kmを約5時間で完走。

f:id:ScotchHayama:20180415130330j:plain

 

 

引換券を利用し、そばをゲット。クリア後のご褒美だ。美味い。

f:id:ScotchHayama:20180415130740j:plain

 

 

次回は晴れの40kmコースを走りたい。