いまは空前のウイスキーブームで日本でも新しい蒸溜所が続々と誕生しています。
肥土氏はもともとサントリーの営業をしていましたが、家業が苦しくなると経営を引き継ぎました。家業は東亜酒造といい「北のチェリー、東の東亜、西のマルス」と呼ばれるほど1980年代の第一次ウイスキーブームの時は人気がありました。
親会社の意向で東亜酒造(羽生蒸溜所)が貯蔵していた原酒が廃棄されそうになり、肥土氏は独立を決意し、原酒を貯蔵してくれるメーカー探しに奔走しました。
ついに笹の川酒造からの協力を得ることに成功し、貯蔵庫を間借りさせてもらえることに。
そこで原酒をブレンドさせて誕生したのが「イチローズモルト」です。1万3500円という価格でクセのあるウイスキーというのは当時のバーではなかなか受け入れられなかったのですが、全国を行脚して徐々にファンを増やしていきました。
そんな人気を得て、満を持して設立させたのが秩父蒸溜所です。
私はまだ行ったことないので、いつか蒸溜所見学に行きたいです。
次回はウイスキーを使ったカクテルについて紹介します。