久しぶりにテンション上がるイベントだった。
ポートランドはずっと気になってる町だった。
資料や本や映像で、中身をだいぶ知ることができた。
僕の理解では、ポートランドは住民主体で、管理された緑と人工物の調和を目指してる。
それは素敵なことだと思う。これからの未来、作られる歴史、希望がある。
でも、やっぱり、僕は日本の素晴らしさ、京都の素晴らしさ、奈良の素晴らしさ、に気づいた。
京都や奈良にはより自然に近い形で管理された庭園、公園、森がある。
それは僕にとって、しっくりくる。
京都の北山や、奈良の春日の原始林を走っていると、ものすごくリラックスできる。
かけがえのないものだ。
お金を払わなくてよくて、簡単に手に入るものだけど、意識しないと行くことはできない。
一方で、コーヒーは気軽に飲めて、でもこだわれば、森と同じ感覚が得られる。
コーヒーはものすごく人の手が入っているけれど、入っているからこそ、美味しい。
自然を損ねず丁寧に作られたコーヒーは、美味しい。
そんなことを思った。
振り返って、そんなことを思える、楽しい会だった。
ただの部屋なのに、
そこにいる人、そこにあるもの、コーヒー、ウイスキー、本、
文字や言葉や匂いや味で、
感じとれる、気配。
調和して、優しくはじけた。
いい会だった。