家島コンシェルジュの中西さんと2ショット
家島諸島は瀬戸内海に浮かぶ群島。
花崗岩が取れる男鹿島と、
安山岩が取れる西島は採石メインで人はほとんど住んでいない。
家島本島と坊勢島に7000人ほどいる。
家島コンシェルジュの中西さんの案内による家島ツアー。
まずは漁港で生きたまま魚を売るところでタコのお触り体験。
エビと白身魚(名前忘れた)を食べさせてもらう。
醤油つけなくても海の塩味で甘味がまして美味しかった。
それらの魚を獲ったおっちゃんがスズキを見せてくれた。本土へ持っていけば高く買い取ってくれるらしい。
コンシェルジュの中西さんは、なんでもない風景を解説してくれる。
港に泊まってる安洋丸は貨物船。
防潮堤に置かれてるカゴはコーキングで固定されてて漁師のための階段になってる。
公共物に住民が勝手に手を加える自由さ。それが島暮らし。
スクリュー置き場。
修理されたものが並べられてる。
修理工場と直結し輸送費ゼロ。
住民が自由に開け閉めできるお地蔵様の社。
基本的に路地は狭い。
移動手段は原チャリが多い。
どんがめっさん。
100回撫でるとご利益があるらしい。
真浦神社は平成16年に改修された。
総工費は8億3千万円。
島民にとっては海という自然と対峙していくために必要な費用だという。
文房具店でジュース休憩。中西さんのおごり。
奥にいたばあちゃんが売り物じゃないけど、と出してくれたもの。
ヒデキ。
風のフジ丸かるた。
今はほとんど使われなくなった井戸。
手押しポンプはまだ使える。
昔は共同の水汲み場だったそう。
今は海底パイプを通して本土から水道を通してるらしい。
津田式ケーボー号
路地には猫がたくさんいた。
みんな痩せっぽち。
ほとんど野良なんだろうなー。
お昼ご飯は地元の魚たっぷりのお弁当。
アジの煮付けは身がしっかりしてて美味かった。
参加者の自己紹介タイム。
関東から来られた方も多く、職業も多様だった。まちづくりに興味のある人たちばかり。
中西さんのプレゼンタイム。
1つ1つはすごく小さなもので、
決して観光の目玉にはならない。
これらの要素が集まった
"島の生活そのもの"が魅力。
確かに中西さんが紹介してくれたものは島の生活が感じられる小さなものばかりだった。
島のお土産「のりっこ」の誕生秘話。
語り部はNPOいえしまの河部恵子さん。
普通のおばちゃんだけど、普通のおばちゃんでも出来る活動を10年続けた。
いろいろやった結果、のりっこが残った。
パッケージデザインもいいのだけれど、おばちゃん達の、良いものを届けたいという思いが詰まっているのがいいのだと思う。
まちづくりとは地域の暮らしを続けるための仕組みづくり。
島の課題を自分ごととして捉える仲間を増やしたい。
そんな思いを伝えた中西さん。
河部おばちゃんも語る。
NPOいえしまの成功例は「のりっこ」と、中西くんが島に移住してくれたこと。
NPOいえしまの後を継ぐ人ができたこと。
これからは中西くんがその次の人を作らなくちゃいけない。
おばちゃんは助けが必要な時にできることをする。
そんなお話を聞いて、のりっこは飛ぶように売れた。
僕も2個買った。
蓋を開けたら家島の香りがするそうだ。
家に帰って開けるのが楽しみだ。