学びと食、ときどきランニング

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「右足に感謝」京都マラソン2018を完走して翌日元気に出勤するまでの記録と考察

前日に羽生くんの滑りを見て勇気をもらった。

 

「とにかく右足が頑張ってくれた」 羽生結弦は、ケガから立ち直った「右足」に感謝を捧げた。

https://www.google.co.jp/amp/m.huffingtonpost.jp/amp/2018/02/17/hanyu-gold_a_23364075/

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僕も練習不足ではあるが、やれるだけのことはやろうと思った。

 

嬉しいことに、会社の応援団より給食セットをいただいた。

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スタート前、10km、20km、30km、ゴール後のサプリが用意してある。

 

京都マラソンでは前半20kmくらいまでは給食スポットがないのでこれは非常にありがたい。

 

僕は足が攣りやすいタイプで、エネルギー不足になるとすぐに攣る。早めの補給が絶対に必要なのだ。

 

それと、練習の仕上がりによって可能なペースが予想できる。

これまでの自己ベストは3時間半(サブ3.5)だが、その時は月間200km弱走ってて、10kmのタイム走は40分を切っていた。

今年はそれに比べたらはるかに練習量は劣る。月間100kmを超えた月がなく、10kmも50分を切れてない。

 

京都マラソンは5回目で、過去4回のタイムは4時間、3時間半、4時間、5時間と2回目をピークにだだ下がりである。

 

今年は気合入れ直して再びサブ3.5を狙うぞ!と意気込んでいたものの、10月の四万十ウルトラマラソン100km完走して以降は練習量がガクンと落ちた。やる気の問題と酒の飲み過ぎが主要因である。

 

酒を飲み過ぎる→朝早く起きれない→朝ランできない→体重が落ちない→やる気なくなる→酒を飲み過ぎる

 

の負のループから抜け出せなかった。

そのため、レース直前でも体重は61kgと、ベストコンディションから5kgほど重い。

 

しかし、昨年よりは練習したつもりなので、目標タイムを4時間半に設定した。1kmあたり6分20秒くらい、10kmあたり1時間4分くらいで走れば良い。

 

ただ、レースの前々日にウイルス性胃腸炎になってしまい、一日中なにも食べずに寝て過ごすというアクシデントに見舞われた。翌日もお腹の調子は良くなく、うどんとお粥が精一杯だった。

 

当日の朝は整腸のためにもずく酢と納豆を食べ、その後にうどんを食べた。

 

ラソン当日に気を付けないといけないことの一つにトイレのタイミングがある。特に大便はトイレ待ちの行列ができるので家で済ませておきたい。

今回は前々日の胃腸炎で下痢になり、昨日は全く便意を催さなかったので、今朝は出るのか不安だった。

しかし、出発の20分前に無事に便意がきて、出すことが出来た。いつもの日課で大便の状態を見ると30分前に食べたもずく酢と納豆が明らかに見えた。通常、食べ物は10時間ほど体内に留まると聞いていたが、こんな経験は初めてだった。胃腸を素通りしたのだろう。そして腸内細菌をリフレッシュしてくれたのだろうとポジティブに考えた。

 

7時半頃に会場入りし、男性更衣室の体育館で着替えをしつつ、ストレッチをする。

 

肩甲骨周りをほぐす。

 

「ストレッチが決め手!肩甲骨で走れる身体作り」

www.life-rhythm.net

 

体幹で走れるように『スイッチ』を入れる!?」

www.life-rhythm.net

 

『ブルージャイアント』コンプリート・エディションを聴きながら。

 「チュニジアの夜」が好き。

 

 

手荷物預かりの8:15分ギリギリまで体育館の中で過ごす。

 

荷物を預け、スタート地点に向かう。

 

僕はDブロックだが、Bブロックのほうにあるトイレに行く。そっちのほうが空いてるから。小便を済ませ、Dブロックに入る。そこでもしばらく肩甲骨ストレッチ。

 

開会式が始まり、気温は6℃とアナウンスされる。 

会社の応援団からもらっていた雨ガッパが役に立つ。長袖かつ膝丈まであるので足先以外は寒くない。

しかし足先は徐々に冷えてくる。早くスタートしてくれと毎回思う。

 

京都市長らの挨拶が終わり、東日本大震災の黙祷。

 

車椅子ランナーのスタート。

 

5分後にマラソンスタート。

 

スタートゲートを通るまでにかかった時間は約3分。

 

本田望結ちゃん大きくなったなぁと思いながら通り過ぎる。

 

最初の2kmくらいは適当なペーラン見つけてゆっくり走る。キロ7分くらいだったので若干ペースアップする。3km過ぎくらいから足先の冷えが和らぐ。桂川沿い、渡月橋まで気持ちよく走る。

 

広沢池、仁和寺のあたりは上りが結構あるので足を使わないようにペースダウンする。

 

9km地点で少し空腹感が出てきたので最初の補給をする。

マグオンジェル アップルフレーバー

 

最初の10kmは1時間3分となかなかのペース。

次の10kmは少し落とそう。

 

右足首に少し痛み。初めての経験で少し不安。

 

西大文字、わら天神、今宮神社、時おり和太鼓の演奏が元気づけてくれる。

 

加茂川を北上、最初の給食ポイント。みかんが美味しい。

持参しているマグオンジェル 梅フレーバーも摂る。

なるべく美人のボランティアから水を受け取り、元気をもらう。

 

京都マラソンは応援にもボランティアにも美人が多いなぁ。癒されるなぁ。

 

20km、2時間9分。思ったよりペースダウン。しかしまだ4時間半以内は狙える。しかし、足は明らかに疲れている。4時間半は無理か?4時間45分に目標下げるか。

 

折り返し、北山通りまで南下、左折してひたすら北山通りを東へ。このダラダラ続く感じは結構辛いので、対面走行してるランナーを応援することで外に気を向け、紛らわす。

 

しかし、足は痛む。右足のふくらはぎが攣りかける。ペースダウン。走りながら肩甲骨ストレッチ。本格的に攣ると明日の筋肉痛がひどい。

 

北山通りの給食ポイントではミニトマトとパンを頬張る。その後にあった私設エイドでもらったオレンジはめっちゃ美味かった。ヤマザキパンがクリームパンも配ってたので食べた。お腹いっぱい。エネルギー満タンになったので攣りにくくなったはず。

 

だがしかし、アスファルトの硬さが辛い。

今回、靴はターサージールをチョイスしていた。サブ3.5向けのソールが薄めのやつ。

おかげで両膝が痛んできた。ペースダウン。

次回はもうちょっと厚底にしよう。

 

植物園に入り、冬の植物を見て気を紛らわせる。

 

加茂川を南下、河川敷になり、ようやく路面がアスファルトから土になって足が楽になる。土はいい。

 

デルタを過ぎ、次の給食ポイントではイチゴが振舞われた。めちゃめちゃ美味い。めちゃめちゃ美味い。2個食べた。

 

再びアスファルトへ。

足痛い。膝痛い。右太もも痛い。

肩甲骨ストレッチで体幹をフルに使うようにする。

御所の南、同志社前、市役所の給水(あれ?ちょっとだけコース変わった?前は市役所内で給食もあったのに!)

すれ違うランナーを応援して気を紛らせる。

沿道の子供に癒される。

ばあちゃんとハイタッチしようとしたら手を掴まれてびっくりする。

 

神宮丸太町。いつも孤独なゾーンだが今回は沿道に応援そこそこ居た。嬉しい。

東大文字が見える。

京大。百万遍。だらだら上り坂。ここが一番辛い。足攣りそう。歩く。銀閣寺手前で折り返す。足攣りそう。歩く。アクティブウォーク。肩甲骨ストレッチ。腕を振って歩く。回復。あと2km。

 

足つらい。右足つらい。右足もってくれ。右足に感謝。

 

あと1km。

 

肩甲骨ストレッチ。歩くように走る。ちょっとでも進む。タイムは関係無い。

 

あと195m。

 

平安神宮。ゴール見える。ゴール。

 

4時間58分。

 

振り返り、帽子を取り、御礼。

 

フィニッシャータオル、メダル、完走証を受け取る。

 

荷物を受け取り、アミノサプリを飲む。2本飲む。

着替え、弁当を食う。肉を食う。

 

スタバ裏の広場で友達が手伝ってる日本酒コーナーで甘酒を飲む。2杯飲む。

甘酒はいい。ブドウ糖アミノ酸とミネラル。

 

平安湯で汗を流してると隣のおっちゃんから「京都マラソン走ったんか?」と会話が始まり、ボディソープとシャンプーを貸してもらう。

3種の風呂に入り、サウナに入り、水風呂に入り、ジェットバスに入る。マッサージする。

体重を計る。60kg。やはり減ってない。給食がきちんと摂取できていたという証でもある。

 

家に帰り、軽めの晩飯を済ませ、早めに寝る。12時に起きて平尾台トレイルの申し込みをする。40kmのロングコース。

hiraodai-trail.com

 

再び寝る。6時半に起きる。筋肉痛はほとんどない。背中が珍しく痛い。右目もなぜか少し痛い。両膝もちょっと痛い。あとは大丈夫。普通に歩ける。

 

普通に会社に行く。普通に階段上れる。若干背中痛い。

 

会社終わる。より普通に歩ける。膝も痛くなくなる。

 

翌日はすごい元気。レース後で一番元気。

 

これが今回の京都マラソンの結果。

羽生くんに勇気と「右足に感謝」の精神をもらったおかげ。

ありがとう。