とある大学生向けにオンライン授業の講師をしました。
2日間のワークショップ設計と当日のファシリテーションを担当したので、その中身を紹介していきます。
前回はこちら
ここからはリーンキャンバスを考えていきます。
前回までのbeの肩書きと対比させると下図のような感じになります。
リーンキャンバスは新規事業を企画するときに役立つフレームワークで、顧客起点で掘り下げることで、顧客(あなた)の在り方を問うというものです。
beの肩書きが私の在り方を問うのに対して、あなたの在り方を問うという形で対比させました。
もう少し詳しく解説していきます。
リーンキャンバスとは?
リーンキャンバスとは、1枚のシートでビジネスモデルを可視化・一望できるフレームワークです。
リーンキャンバスの「リーン(Lean)」は英語で「効率的な」という意味になります。
新規事情を成功に繋げるためには、ユーザーの声を聞きながらビジネスを高速で軌道修正し、磨き込んでいく必要があります。そのためにリーンキャンバスは、ビジネスモデルキャンバスを改変し、スタートアップ企業や新規事業向けに最適化されたものとなります。
参考:リーンキャンバスとは?新規事業開発に必須!特徴と要素をやさしく解説
リーンキャンバスの3つの特徴
①スピーディに作成可能
リーンキャンバスを使えば、決まった項目を埋めてゆくだけで事業のビジネスモデルを可視化することが可能です。
②共有・検討がしやすい
リーンキャンバスでは事業の価値構造が1枚のシートで表されるため、他の人への共有が容易で、必要に応じて頻繁にビジネスモデルをアップデートすることが可能となります。
③シンプルで理解しやすい
リーンキャンバスでは、ビジネスモデルの本質的な価値構造を1枚のシートで可視化することができます。
リーンキャンバスを構成する9つの要素
それではリーンキャンバスを構成する9つの要素について解説していきます。
考える順番は諸説ありますが、今回はこちらのページを参考にしました。
1.課題
2.顧客セグメント
3.独自の価値提案
4.ソリューション
5.圧倒的な優位性
6.収益の流れ
7.コスト構造
リーンキャンバスに当てはめて解説するとこんな感じになります。
実際に、私が将来やりたいバーについて当てはめてみました。
お酒を飲み始めの大学生向けに、初心者でも楽しめるバーをやりたいと考えています。学割を適用しつつ、お金を持っている社会人からガッポリもらおうという算段です。
いきなりリーンキャンバスを書くというのは事業経験のない学生にとってはハードルが高いと思いますので、その前に共感マップを考えるワークをしました。
次回はその紹介をします。